「第一回冷えとり部会」レポート


「冷えとりスローライフ」キュレーターの山内です。

更新が大変ご無沙汰して、申し訳ございません。

超スローペースですが、また更新していこうと思いますので、宜しくお願い致します。

 

遅ればせながら、7/30に行いました「第一回冷えとり部会」のレポートです。

(もう3ヶ月も前ですね・・・遅くなって申し訳ございません)

共催の冷えとりショップcotteのうすきさんと、今回のイベントの目玉・dansko en…の増井店長の他、6名の冷えとりさんにお集まりいただきました。

二部制の第一部はdansko en…の開店前の店舗をお借りして、増井店長による「靴を履いた時の、正しい歩き方講座」。

その様子をレポートしたいと思います。

 

日本における靴文化の歴史

元々靴は日本古来のものではなく、日本人が靴を履き始めたのは江戸末期から明治初期。

初めて近代的な靴の工場ができたのは1870年と言われています。

つまり、まだたった150年弱の歴史なのです。

 

その短い間に「これが靴の正しい履き方・歩き方だ!」と教える人もなく、見た目先行で靴は広まりました。

 

靴文化が一般大衆まで広く浸透したのは1920〜1930年頃。

女性の社会進出で、それまで着物を着ていた女たちは一斉にパンプスを履き始めます。

 

着物の時に履く草履と靴は、その構造の違いから、歩き方が全く違います。

草履の時は、基本すり足。

かかとはあまり使いません。

 

ところが、靴は本来かかと着地が基本。

 

そんなことは知らない日本人は、自己流で靴を取り入れ、それは洋装の普及とともにあっという間に広まりました。

日本人の「靴での歩き方」の弊害

 

そんなわけで欧米人とは違った歩き方にもかかわらず、欧米の靴で歩き始めた日本人。

外反母趾だけでなく、色々な弊害が発生します。

 

そもそも靴の構造は、かかと着地の欧米人に最適化しています。

ダンスコのシューズのかかとが斜めにカットされているのも、その歩き方に合わせてのこと。

 

しかも、室内履きとはいえ、基本的に欧米人は室内でも靴を履いたまま。

靴が窮屈なら、この暮らしはとても耐えられません。

 

日本人はほとんどの人が、靴を履いたままでくつろぐことは難しいと考えているのではないでしょうか?

だからこそ、靴の窮屈さは「半ば当然」として受け入れてしまっている面があるように思います。

 

ところが、この「窮屈さ」を我慢し、原因を追究せずに靴文化を受け入れてきた結果として、一つの現象が起こります。

 

高齢女性に多い外反母趾。

この原因は、靴文化の歴史と深い関わっているのです。

 

現代の高齢女性が若い頃、時代は1960年代頃。

戦後、ダンスホールが流行し。

洋装は一般化し、女性はこぞってハイヒールを履きました。

 

小さなハイヒールのフィッティング方法など知らず、窮屈なまま脚を押し込んで履いていたのでしょう。

当然ものすごい負荷がかかり、あっという間に外反母趾予備軍をたくさん産んでしまったのです。

今でこそここまで極端な例はありませんが、靴に最適化ていない歩き方のせいで、随分と身体に負担がかかっている場合が多いのです。

イベント第一部・増井店長による「歩き方講座」

以上のことを踏まえて「じゃあどんな歩き方が正しいの?」というわけで、今回のイベントではdansko en…の増井店長に具体的にレクチャーしていただきました。

どんな内容かというと…それはぜひ、店頭で体験してみてください!

というのも、文字だけでご説明するのは本当に難しいのです。

ヒントは「かかと着地」です。

 

参加していただいた皆さんは、こんな感じで実際に店内を歩きながらレクチャーを受けました。

皆さん「難しい!」と苦戦していましたね~。

イベント第二部・座談会&cotteさんの骨盤ミニ診断

第二部は場所を移して、座談会と、理学療法士でもあるcotteさんによる骨盤ミニ診断と足のトレーニング方法のレクチャーでした。

骨盤診断は第一部の歩き方講座に関わる内容だったので、みなさん興味津々。

自分では気づいていない骨盤の状態を診てもらえるというのは、なかなか面白い機会だったのではないでしょうか?

当日のおやつ

座談会では、冷えとりフリートークから思わぬ方向に話が広がりました。

皆さん小さな悩みや疑問があるものの、周囲に冷えとりさんがいない為、それを共有する方法が少ない方がほとんどです。

ネットで多少交流は出来ますが、お会いして話すからこそ「そういえば、こんなことが疑問だった」と思い出すことも少なくありません。

ここでは、ネット通販で靴下を買うときのフィット感問題や、インナーウェアの着心地などのグッズに関する話題から、めんげんで現れる心の動きについてまで、かなり話題は多岐に渡りました。

冷えとり体験を共有するなら、本当は友達や近親者が良いのだけど・・・と思っている方が多いと思います。

実際こうした場でお会いする皆さんは、ほとんど初めましての方ばかりです。

でも、「冷えとり」という共通項があるだけで、話題は尽きません。

 

意外だったのは、めんげんによる気持ちの変化の話題から派生して、心の話題でかなり盛り上がったこと。

 

「どうしても怒りが治まらない時はどうしよう」

「嫌いな人をやり過ごすには?」

 

「怒っている自分を客観的に見て{・・・と私は思っている}というキャプションをつけてみると、冷静になりやすい」

「とりあえず半身浴でひたすら身体を温めてみる」

 

初対面ではなかなか話さないような話題も、自分の心と身体を見つめるのが習慣化している冷えとりさんなら、違和感なく話せてしまいます。

 

友達とは違う。

でも「冷えとり」を通じて思いをシェアして、繋がることが出来る。

友達だとなかなか言えないようなことも、ここでなら言ってみようと思える。

 

こういうつながりって、他ではなかなか得られないものです。

参加者の皆さんにとっても、何かのきっかけになってくれていたら嬉しいです。

 

大変遅くなってしまいましたが、参加者の方からのご感想なども頂ければ幸いです!

 

(キュレーター:山内 三咲)


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